僕はもう長くない。

だから、僕は幸せに生きてきたということを、こうやって残しておこうと思う。

たった5年。
いや、正確には2年のことだったけれど、5人で過ごした日々は幸せだった。

特にこの夏は、僕の短い人生の中で最も忘れられない。




最後の夏が、始まる。








Last Summer













〜fin〜


彼らの長い夏は終わりました。

この話を書き始めたときから、ラストはもう、こうすると決めていました。

ぶん氏とリーダーが2人でドライブに行くシーン、最後の日の花火を抜け出して2人で話すシーン、
手紙を受けて1人泣くシーン、そして別れを告げるシーン。
この4シーンを書きたくて始まった連載でした。
調べてみたらちょうど1年。
2006年の3月に書き始め、2007年の3月に書き終わりました。
長続きしない私が、毎月毎月、ほぼ完璧に書いてこれたのも、読んでくださった皆様のお陰です。

いろいろ書き足りないこととかもありますけど(勝利さんたちとか)、このままにしておきます。
あんまり付け足しても無粋ですし。

この話を終わらせて、多くの方からコメントを戴きました。
泣いてくださった方もいらっしゃって、私が嬉しくて泣きそうになりました。
こんなふうに多くの方に支持していただけて、新参者の私としてはすごく恐縮であり、光栄でした。
私にとっても、この話は忘れられないものとなりました。

このお話を支持してくださった方々、更新のたびにコメントをくださった方々、 応援してくださった方々、涙してくださった方々、
そして読んでくださった皆々様、本当にありがとうございました。

東京サイト界の隅っこから、感謝の気持ちを込めて。

2007/5/13




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